黄金の語根
(12語) Front「前面」の語源は、短い単語なので古英語とも思われますが、実はラテン語のL.frons【名】「額、前面」が語源です。関連するラテン語はL.fronto 「額の広い人」、L.frontalia「(馬の)額飾り」などです。 前面で向かい合うことで、confront「立…
(14語) Fruit「フルーツ」の語源はラテン語のL.fructusです。L.fructusは「享受、果実、実、利益、楽しみ」などの広い意味を持っています。英語のfruitはもとは土からとれる農産物を意味していました。土からの恵みに対して、利益・楽しみ・享受の意味を与え…
(10語) refugee「難民」の語源は L.refugere、re-「隠れ」+L.fugere「逃げる」です。 出現頻度: 高い 日本の中学生が学ぶ英単語が多いです。 単語 接頭辞 意味 語源解説 refugee 避難者、難民 ◇L.refugio/refugere 逃げる、引き下がる re-隠れ+L.fugere 逃げ…
(15語) fund「基金、資金」、found「建設する(基礎を置く)」の語源は、L.fundo/fundare 土台をすえる、基礎を置く L.fundus=bottom「底」です。 found「基礎を置く」は find/found/found「見つける」とは全く異なる単語です。 出現頻度: 高い 日本の中学生が…
(41語) ラテン語 L.fundere「注ぐ」が語源です。おもに液体を注ぐ動作です。 混乱させるconfuseは液体を混ぜてcon注いだfuseために、混ざってしまい使えなくなった状態を表しています。頭に別々の考えを入れて混乱するイメージが現代の使い方にあっています…
(10語) functionの語源は、L.fungo/fungor 「実行する、遂行する」 L.functio【名】実行、遂行、(後期ラテン語では「税の納付、死亡」の意味が加わる) 出現頻度: 高い 日本の中学生が学ぶ英単語が多いです。 単語 接頭辞 意味 語源解説 function 機能、は…
(7語) refute「(主張を)反論して論破する」の語源は L.refutare。 confute「論破する」の語源は L.confutare。 しかし、接頭辞を外した L.futare「打つ」はラテン語辞典には見つかりません。 出現頻度: やや低い 日本の学生が大学受験を目指す頃に学ぶ英単…
(8語) engagement ring「婚約指輪」の語源は仏語のengagement「約束、契約」です。仏語には「婚約」の意味はありません。「婚約」は英語独特kの意味です。 engage「(人を)従事させる、束縛する」の語源は古仏語の engagerで、現在の仏語も engager「義務を負…
(10語) このページは「結婚」-gamyが語源です。代表的な英単語は bigamy「重婚」ですが、出現頻度は高くないので、あまり目にしないと思います。 -gamyの語源はギリシャ語の Gk.gamas -> LL(後期ラテン語).-gamiaです。 出現頻度: とても低い 英米の高校生…
gen (77語) genは「生む、産む」ことに関係しています。「生む、産む」に関連しているラテン語にはL.generare「生む」、L.genus「種類、誕生」、L.ginius「守護神、知的能力」、L.genialis「陽気な)」などがあります。(語源となるラテン語についてはこのペ…
gest (31語) ラテン語L.gerere 「運ぶ、行う(ジェスチャー)」 が語源です。L.gestus(完了分詞) 「運ぶ、行う」ことが語源のL.gerereはその変化形L.gestusからの英語gestureジェスチャーのイメージで覚えると良いです。ジェスチャーも体や腕を運ぶイメージ…
(18語) geometry「幾何学」の語源はギリシャ語の Gk.geometrikos「幾何学」です。geo-「土地、地球」+metry「測定法」に分解できます。ギリシャ時代は、土地の測量がとても重要でした。今もそうですが、「幾何学」は2,000年以上も昔に発達していました。 geo…
(11語) グローバル化のglobeは「かためて丸くしたもの」の意味です。最大のglobeは「地球」ですね。語源は L.globare 丸くする、群にして集める、L.globus 球体、塊り、群衆、 L.glomerare 「丸くする、かたまりにする」 同じグローブでも手袋は glove[glʌ́v…
(51語) ラテン語L.gnoscere(古形) / L.noscere「知る、認識する」が語源です。 たとえばrecognize「認める」はre「再び」 co「共に」 gnize「知る」と分解できます。gnizeのところが語根です。ラテン語ではすでにL.cognoscere「知る、認識する」があったので…
(46語) グレードgradeの語源はラテン語 L.gradus「歩み、前進、段、階段、階級」です。ラテン語の動詞はL.gradior / gressus(分詞)「歩く、進む」です。【形】はL.gradarius「一歩一歩の、着実な」 接頭辞が付いていろいろな意味になります。階段を進むよう…
(56語) ギリシャ語(Gk.graphein書く)が語源で、ラテン語に入り英語に入ってきました。意味はそれぞれ、graph「絵画的」、graphy「書物、~の学問」、gram「文字、文法」です。写真photographはphoto(光で書いた)+graph(絵)です。 プログラムprogram(英…
(31語) ラテン語 gratus「お気に入りの、感謝している」が語源です。代表的な単語は grateful「感謝している、心地よい」です。このイメージを人に伝える意味の接頭辞(a-)をつけた語がagree「合意する」です。 出現頻度: とても高い 日本の中学生や高校一、…
habit, hibit (28語) ラテン語L.habere 「持つ、保つ」 が語源です。L.habere / habitus(完了分詞形)→L.habitare 「住む」は親戚関係の語です。 L.habereは接頭辞が付くとL.hibere/hibitusの綴りになります。例:inhibit, prohibit prohibitは権威者が禁止す…
here, hesi (21語) ラテン語L.haerere 「付着している」、L.adhaerere 「くっつく、粘着する」が語源です。 代表的な語は adhesive tape 「接着テープ」がイメージがわきやすいです。 「付着する、くっつく」にはもともと英語にあった stickがもっぱら使われ…
hum, homo (40語) ラテン語L.humus 「土」、L.humere=umere 「湿っている」、L.homo「人間」。これらは関連していますので、ここで一緒に取り上げます。 L.humus 「土、大地」は低いとイメージがつながっています。L.humilisは身分が低かったり、謙遜してい…
hydro (25語) ギリシャ語Gr.hudor 「水」が語源です。水に関しては、以下の3種類の語が英語にあります。日常生活には water が使われています。①英語 water②ラテン語 aqua③ギリシャ語 hudor/hydor ラテン語の aquaは aqualung「アクアラング」が代表的な語で…
(13語) ギリシャ語が語源のやや難しいhypocrisy「偽善」、hypothesis「仮説」の語源はGk.hypo-(hupo-)「=under 下に、以下の、内側の」です。派生語の出現頻度は、低い方です。 hypocrisy「偽善」は◇Gk.hypokrisis 役を演じること、hypo+cricy(=審判する)…
it, ire (55語) it, ireはラテン語 eo(一人称単数)、ire(原形)「行く」 (変化形 eo, ire, ii, itum) 「行く ire」の語源部分は単語の中に埋没していてわかりにくいのが難点です。接頭辞と組み合わせた以下のラテン単語をもとに考えると少しわかりやすく…
(15語) イメージ imageの語源には、L.imago【名】「(先祖の)像、幽霊、肖像、描写、反響、見せかけ」などの広い意味があります。 L.imaginor【動】 心に描く、L.imatinatio 【名】想像。 イミテーション imitationはその類語で、L.imitor【動】「マネする」…
(15語) 「島」に関する語彙です。ラテン語L.insula 「島」からは、peninsula「半島」。その語源は、ほとんどpen+島insulaです。潮の満ち干によっては島に近くなるイメージでしょうか。 island「島」の語源は古英語のOE.igland(ON.eyland)です。発音はON(Old …
ject (42語) ラテン語L.jacere「投げる」が語源です。 ここで取り上げる英単語には、ラテン語の【過去分詞形】のjectの綴りが多くつかわれています。綴り ject はラテン語では過去分詞形に現れますが、現在形などには出てきません。 以下の単語のリストはラ…
(14語) joy「喜び」、enjoy「楽しむ」の語源はラテン語のL.gaudia「喜び」にたどり着きます。最初は、gが語頭に有りましたが、仏語ではjになり、次のような流れで現代に至っています。L.gaudere喜ぶ -> L.gaudia 喜び ->古仏・現代仏 joie喜び、仏 se rejoui…
(14語) judge「裁判官、ジャッジ」の語源は、「L.judicare 判決を下す、裁く、判断する」です。L.judicare は、さらに、jus「法・正義」+dicare「示す・言う」に分解できます。また【名】はL.judex 「裁判官、判事、陪審員」です。 出現頻度: 高い 日本の中…
junct, join (28語) ラテン語L.jungere「くびきをかける、つなぐ」が語源です。L.jungere【動】の活用は、jungo jungere junxi junctum【過去分詞形】です。英語には【過去分詞形】の綴りで多く入っています つなぐ(join)、継ぎ目(joint)の綴りは Ljungereが…
jus, just, jur (34語) ラテン語L.jurare「誓う」, L.jus「法」, L.justus「公正」が語源です。ここで取り上げるのは、「法は守ることを誓う、不公正なことはしない」ということに関する単語たちです。 出現頻度: とても高い 日本の中学生や高校一、二年生が…