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語源の広場

『英語耳』松澤喜好、『日本語と英語をつなぐ』すずきひろし、『Gogengo!』角掛拓未が送る、英語の語源をさまざまな切り口でお伝えするコンテンツです。

語源の窓 第14話

SVL12000への語源活用法

 

 英語を自在にあやつるという夢を実現するために必要な語彙は、私は先輩から2万語位は必要と言われました。どの2万語なのだろうと自分なりに考えてきましたが、学研のニュー・ヴィクトリー・アンカー英和辞典の見出し語の約25,500語が良い目安になります。

 

ALCのSVL12000語(*注1)は(派生語・固有名詞が削ぎ落としてあるので)同等の内容を持っていると思っています。

 

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 SVL12000語を攻略するために語源を分析するとラテン語系が59%、英語系が23%、仏語系が10%、その他が8%です。円グラフは分析結果です。
ラテン語→仏語→英語と来た単語が43%ありますが、私はラテン語系に数えました。


 この59%のラテン語から来た英単語に対しては語源を利用した学習法が使えます。つまり接頭辞、語根、接尾辞の知識です。このコラム『語源の窓』は実はこの59%を対象にした学習法がテーマです。

 

 23%の英語系の単語にはラテン語系の語源の知識が使えません。まったく別のアプローチが必要ですが実はこの英語系の単語はget, give, have, makeなどの基本単語がほとんど、という特徴があります。だいたい高校1年生までに学習が済んでいます。攻略法は「基本動詞をマスターしよう」を参照してください(*注2)。
 
 これから英語の学習を始める人は、自分の語彙が2000語程度になるまでは、語源学習のことは気にしないで、がむしゃらに基本単語に慣れて習得してください。円グラフの英語系23%の所のほとんどの単語が中学と高校(の低学年)で学ぶ基本単語です。

 

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 上のグラフは『単語耳Lv.3』からの引用です。基本となる5500単語のOE(Old English=元からの英単語)とラテン語系の語源を英語に取り入れた単語の数です。Lv.1は『単語耳Lv.1』で取り上げた中学で学ぶ基本1,000単語です。最初の500語は make,  have, the, getなどのOE系の単語です。500語以降にはラテン語系の単語が表れ始めます。Lv.1 + Lv.2の合計3,000単語までにOE系のおもな単語が入っています。

3,000単語を母数とすると:

OE系の単語が   1,163単語: 39%

ラテン語系単語が   1,837単語: 61%

3,000語を越えるとラテン語系の単語の割合がどんどん増えていきます。Lv.3は3,001番目から5,500番目までの2,500単語を収録しています。そのうちのなんと80%以上がラテン語を語源として持つ単語なのです。このため、『単語耳Lv.3』では語源活用方法をメイン・テーマにして書かれています。

 

 2,000語を越えるあたりから、ラテン語系の英単語がどんどん入ってきます。すると語源の知識が語彙の学習に役立ちはじめます。つまり、2,000語までは語源を意識しなくても良いのです。最初の2,000単語は、がむしゃらに覚えましょう。

よーし今度こそ!と思っていただけたら幸いです。

 

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ALCのSVL12000語(*注1)

www.alc.co.jp

 

「基本動詞をマスターしよう」を参照してください(*注2)

www.alc.co.jp


松澤記