語源の広場

『英語耳』松澤喜好、『日本語と英語をつなぐ』すずきひろし、『Gogengo!』角掛拓未が送る、英語の語源をさまざまな切り口でお伝えするコンテンツです。

300 red, ruby「赤い」L.ruber

(13語) red「赤い」の語源は古英語OE.readです。ラテン語の赤いはL.ruberです。ラテン語よりも時代をさかのぼると古英語も同じ語源につながっていたようです。

 

ruby「ルビー(宝石)」は赤のイメージのrub-の綴りを持っています。

出現頻度: 高い

日本の中学生が学ぶ英単語が多いです。

単語 接頭辞 意味 語源解説
 red    赤い、赤、赤色 ◇古英語 read -> red  



出現頻度: 中くらい

日本の高校生が学ぶ英単語が多いです。

単語 接頭辞 意味 語源解説
 rouge    紅、口紅、ルージュ ◇F.rouge「赤い」  



出現頻度: やや低い

日本の学生が大学受験を目指す頃に学ぶ英単語です。

単語 接頭辞 意味 語源解説
 ruby    ルビー、紅玉、ルビー色(暗い真紅色)  
 reddish    赤みを帯びた  
 rust  

 さび、さび色、【動】錆びる 

◇語源は 「赤」につながる

 



出現頻度: とても低い

英米の高校生レベルの語彙です。このレベルになると語彙は 15,000 語を超えます。見慣れない複雑な英単語が増えますが、よく見てみると、意外と語源のイメージを応用できます。

単語 接頭辞 意味 語源解説
 redden    赤くする、赤面させる、赤くなる  
 rubicund    赤みがかった ◇L.ruber「赤い」、L.rubicundus「赤みを帯びた」  
 rubric    赤刷り、赤文字 ◇L.rubrica「赤色土、朱書きの法令」  
 rubrical    赤刷りの、赤みをもった  
 rubricate    朱書きにする(印刷物) ◇L.rubricatus「赤く着色された」  
 rubella  

 (医)風疹 (German measles) ◇肌に赤いスポットが出る、L.rubellus やや赤い

 rubidium  

 ルビジウム ◇L.ruber(=red) → rubidusからの造語。
原子番号 37 Rb