(15語) Homo sapiens「人類、ホモサピエンス」のサピエンスの部分は、ラテン語、L.sapiens「賢明な」【名】「賢人」が語源です。学名の「人類」なのでラテン語が与えられています。
ラテン語の【動】はL.sapio/ sapere「分別がある、味がわかる」です。分別が有って賢い人は味覚も優れていたのです。
綴りは違いますが、sage「賢人、哲人」も同じ語源です。また、ラテン語L.sagio/ sagire「感覚が敏感である」があります。sagacious, sagacityの単語が英語で使われています。
出現頻度: やや低い
日本の学生が大学受験を目指す頃に学ぶ英単語です。
単語 | 接頭辞 | 意味 | 語源解説 |
---|---|---|---|
sage | 賢人、哲人 ◇古仏sage「賢い」<- L.sapiens「賢い」<- L.sapere「知っている」 | ||
savor / savour(英) | 味、風味、の味がする ◇仏語 savoir 知っている | ||
savory / savoury(英) | 風味のよい、塩味の |
出現頻度: とても低い
英米の高校生レベルの語彙です。このレベルになると語彙は 15,000 語を超えます。見慣れない複雑な英単語が増えますが、よく見てみると、意外と語源のイメージを応用できます。
単語 | 接頭辞 | 意味 | 語源解説 |
---|---|---|---|
Homo sapiens | ホモサピエンス、人類(学名) ◇L.homo(=人)+L.sapiens「知性がある」 <- L.sapere | ||
insipid | in=not | (味、話が)おいしくない、味気ない ◇L.in+L.sapidusおいしい、風味がある | |
insipidity | 味気無さ | ||
sagacious | 賢い、明敏な、機敏な ◇L.sagio/ sagire「感覚が敏感である」 | ||
sagacity | 聡明、機敏 | ||
sapid | (食物など)味のある、風味のよい、(話、書物など)楽しめる、味わいのある ◇L.sapidus「おいしい」 | ||
sapient | 知ったかぶりの ◇L.sapiens分別のある | ||
sapience | 知ったかぶり、知恵 | ||
sapor | 味、風味、味覚 ◇L.sapor味、味覚、特色 | ||
saporific | 風味を添える | ||
saporous | 風味のある ◇L.saporus味の良い | ||
savant | 学者、博学者、サボン ◇L.sapio/ sapere「分別がある」 -> F.savant「博学な」より |