語源の広場

『英語耳』松澤喜好、『日本語と英語をつなぐ』すずきひろし、『Gogengo!』角掛拓未が送る、英語の語源をさまざまな切り口でお伝えするコンテンツです。

はじめに

ごあいさつ

『語源の広場』へようこそ。

英語の語源を様々な視点で学べるようなコンテンツを用意しました。英語の単語をたくさん覚えるために、何度も来てくださいね。f:id:gogen_wisdom:20170329102709j:plain

『語源の広場』にはたくさん英単語があります。単語を探したいときには、左上にある「検索」を使ってください。ブログ全体のページが検索されるので便利です。

コンテンツの構成

黄金の語根

はじめに10個の語根を紹介します。派生した英単語が多い語源を順番に並べました。第1位の語根 stare には155個の英単語が派生しています。第10位の語根 videre でも82個の英単語が派生しています。かなりの数ですよね。

10個の語根に関連付けられる単語を全部足すと1029語、つまりおよそ1,000語を
関連付けたグループとして覚えられます。

これが、語根を活用したときに単語を増やす威力となります。

語根と派生単語を追加作業中です。

10個(TOP10)の語根のページの下に、重要な語根とその派生語のページを作成中です。2018年2月現在で約100項目あります。ひとつの語根から派生語が30個以上ある語は網羅しました。現在は、派生語が20個以上ある語根を追加しています。ですので、ときどき様子を見に来てくださいね。

黄金の接頭辞

最初に11個の接頭辞のリストを紹介します。実は接頭辞の数はあまりたくさんではないのです。とりあえず、この11個の接頭辞とお友達になっておけば、語源の活用上それほど不自由はしないと思われます。

「黄金の語根」では約1,000単語を取り上げています。接頭辞の視点で整理すると、この1,000単語のうちの583単語が「黄金の接頭辞」でとりあげた11個の接頭辞で関連付けできます。
これって、すごいですよね。

語源の窓

ぜんぶで24の語源に関するコラムがあります。『語源の窓』からは語源の広場が見えます。おいしいコーフィーを飲みながら気軽に読んでください。何度でも来てください。コラムはずっと昔に松澤が書いたものを「語源の広場」のために再編集してあります。 

著者紹介

『語源の広場』は、語源が好きな三名がコラボレートして書いています。おたのしみいただければさいわいです。

松澤喜好

 電気通信大学卒。富士ゼロックスにてソフトウエア開発に従事。米国XEROXと連携したプロジェクトを多数開発。英語の音声認識のための携帯機器を開発。インターネット時代に入ってからは日米連携の重要度がさらに増し、業務の大半で英語を使っていた。2000年からアルクのWEBサイトに「語源辞典」を15年間提供。東洋大学非常勤講師を本業と兼務し延べ1500人の発音を指導。2004年に『英語耳』を出版し社内にても英語教育を兼務。2010年定年退職後はカルチャー・センター、学校等にて英語教育、特に発音教育を続けている。自己のサイトは http://eigo33.com/

 

すずきひろし

 電気通信大学卒。外資系機械メーカーで20年以上グローバル製品の開発プロジェクトに従事。在職中から、英単語や英文法・語法をイラストによって明示化する方法を探求し、ブログ「日本語と英語をつなぐ」や電子書籍で公開。2016年『イメージと語源でよくわかる 似ている英単語使い分けBOOK』(共著)の出版を機に退職。現在は教材の執筆をしながら、相模大野に開いた「おとなのための英語塾」と複数のカルチャー・センターで講座を持ち、英語の生涯学習を支援している。著書は他に『イメージでつかむ 似ている英語使い分けBOOK』、『イメージで比べてわかる前置詞使い分けBOOK』、『英単語の語源図鑑』(いずれも共著)。

 

角掛拓未

 学びを表すことが好き。言葉を学ぶことが好き。言葉の成り立ちを 10 年にわたり追い続ける。語源のたのしさを発信する Gogengo! や『語源の広場』を運営。好きな英単語は company と education。ソフトウェア開発やプロセス改善も行う。書籍『アジャイルサムライ』を翻訳。大事にしている思いは「生きることは学ぶこと。せっかく学ぶなら、たのしく」。『語源の広場』を開設する思いはこちらの記事にて。自己紹介ページは http://bekkou68.com/ にて。

『第 2 回 語源の広場セミナー』をひらきます

このたび『語源の広場』を運営する松澤喜好、すずきひろし、角掛拓未の 3 名でセミナーをひらくことになりました。英単語をたのしく学ぶ方法を語源の観点でお話します。内容は次のとおりです。

 

『歴史からわかる英語の成り立ち;単語を語源でつなぐ』ー すずきひろし

見た目や意味が似ている英単語がたくさんあります。なぜそうなっているのかを歴史を通じて知って、興味を持って学べるようにしましょう。楽しく効率的に英単語が覚えられます。 著書やブログで使っている自作のイラストを使って説明します。第1回よりもココの内容を増やします。
『語源学習サイト「語源の広場」メイキング・ストーリー』ー 松澤喜好

英単語の習得は何年もかかる長期戦です。いすれは1万語そして2万語、その攻略のための語彙構成例を考えます。英単語は元の英語(ゲルマン語系)とラテン語系単語の二重構造です。ゲルマン語系に対しては文法の攻略法を考えます。ラテン語系の単語に対しては、個人的に語源(ラテン語系)に出会ってからの50年を振り返ります。語源学習サイト「語源の広場」をなぜ作ったか、「黄金の語根」のページの構成、使い方、裏にあるデータを語ります。英単語の全体像をながめながら、ご自分の英語学習を見直す機会にしていただければ幸いです。発表に使用するスライドのプリントは当日配布します。
『カタカナだらけのパソコン用語を語源で学んでみよう』ー 角掛拓未

スマートフォン。ウェブサイト。システム。パソコン用語はカタカナが多くてとっつきにくいです。そこでカタカナを英単語に戻して語源を追うと意味が見えてきます。変化する前の形を知ることで失われた情報を得られます。手がかりになる情報が増えると物事を考える幅が広がります。

 

発表後は 40 分ほど質問や感想を話し合う時間をもうけています。ぜひ普段の疑問をお持ち込みください。セミナーへのご参加は『こくちーず』よりお申込みいただけます。

 

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当テミナーがみなさまの学習にお役に立ちましたら嬉しく思います。引き続きよろしくお願いいたします。

『黄金の語根』とは

10個の語根

 

 「黄金の語根」は派生語が多い語根のTOP10についてのコラムで始まります。つまり、一つの語源(語根、ラテン語)から沢山の英単語が派生しているラテン語のうちでランキングのTOP10になるものです。

 

 下の表は、TOP10の語根(ラテン語)からそれぞれいくつの英単語が『黄金の語根』で取り上げられているのかをまとめたものです。1029単語が10個の語根から派生しています。つまり、10個のコアとなるラテン語にこれらの単語を関連付けて覚えることで、語彙がいっきに約1,000単語になります。

 

ランク ラテン語・意味 英語のつづり例 単語数
1 stare 立つ、sistere 立つ sta sti sist 155
2 facere 作る、する fact fect fit 125
3 capere 捕える、(受け)入れる cept cap cip 123
4 vertere 回る、向く vers vert 98
5 plicare 折り重ねる pli plex  92
6 spectare よく見る spec spect 91
7 regere まっすぐにする、指揮する rect reg 89
8 cedere 行く cede cess ceed 88
9 ponere 置く pos 86
10 videre 見る vid vis 82
    合計単語数 1029


 次のページからは、10個の語根から派生した英単語を一つずつ紹介します。派生語が沢山あるので、一つの表にすると見にくくなってしまったので、難易度でグループ分けしました。まず、ご自分にあったグループから覚えて行ってください。

 

 初心者の方は、出現頻度が「とても高い」グループ(中学生から高校1年生ぐらいまでに習う単語)で、ご自分が知らない単語を見つけてください。知っている単語は、意味を確認すると、その単語を新しい視点で見えてくるかもしれませんよ。語彙の豊富な方は、10個の語根に親しみながら、出現頻度が「とても低い」グループ(ページの一番下にあります)に挑戦してください。

 

何度もこれらのページに来ていただけると嬉しいです。

 

 

 このTOP10の表を作っていると、イタリアの経済学者パレートの法則を連想しました。(経済では)全体の数値の大部分はTOPの20%の要素が影響しているという説のことです。つまり語根においても、全部の語根を一生懸命に覚えるのではなく、影響の大きいTOPにある語根から始めたほうが良いのです。

 

 以下は実際にアルクに提供していた10,000語の英単語のグラフです。辞書の母数(収録語彙)は約14万語です。その中から、派生語が複数の語源を拾い出しました。横軸は派生語が多い順に語源に順番を付けたものです。100は100番目に派生語が多い語源、500は500番目に派生語が多い語源です。

 

 縦軸は、一つの語源から派生した英単語の数です。今回のTOP10では、第1位が155単語ほどあります。このグラフよりも少し数が増えています。第10位の語源からの派生単語は82単語ほどです。1位から10位までの合計が1,000単語強になります。

 

 このグラフではだんだんと派生単語の数が減っていることに気づきます。以下のような具合です。

1位の語源    → 155個の英単語が派生

10位の語源  → 82単語

50位の語源  → 35単語

100位の単語   → 26単語

200位の単語   → 16単語

300位の単語   → 11単語

500位の単語   →   7単語

600位の単語   →   1単語

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 したがって、600番目の語源を覚えても英単語を覚えるためには効果が非常に低くなります。1位から50位ぐらいまでが英語の語彙を増やすためにとても役に立つ語源です。更に100位ぐらいまでが役に立つので、黄金の語根では100個の語根を目指します。

 

上のグラフは、およそ14万語の辞書から選んだ600の語源から派生した10,000単語に対して描いたものです。1位から50位までの派生語を合計すると2700単語あまりあります。

 

 「黄金の語根」には最終的にはおよそ100個の語根とそこから派生した沢山の英単語を登録しようと考えています。すでにTOP10に加えて60個の語根を登録しましたので、ぜひ「ブックマーク」してくださいね!!

 

 宣伝で恐縮ですが、『単語耳 Lv.3』(第3巻)では、TOP30までの語源から派生した800語を発音とともに覚えていただくために取り上げました。『単語耳 Lv.3』では対象としているのは、5500単語です。出現頻度では、「とても高い」「高い」「ふつう」までの単語です。5500単語のうちの800単語が30個の語源でグループ化できるので、効果的に単語を覚えることが出来ます。