(17語) 株式会社 corporationの語源は、ラテン語L.corpusです。L.corpusには「肉体、死体、肉、具体的な形、全集」などの広範囲な意味があって、そこから派生語が出ています。
「死体」からは corpse(人の死体)が刑事の言葉から良く出てきます。ちなみに動物の死体は carcassです。語源は仏語のcarsasse「(動物の)骸骨」です。
「具体的な形」からは、株式会社 corporationができました。人々の活動を具体的に企業として表しています。
「全集」からは、コンピュータのデータを集めた「コーパス」 corpusですね。いま話題のビッグ・データもデータの集大成なので、コーパスの一種です。
出現頻度: 中くらい
日本の高校生が学ぶ英単語が多いです。
単語 | 接頭辞 | 意味 | 語源解説 |
---|---|---|---|
corporation | 法人(体をなしているものの意)、株式会社、社団法人 ◇LL.corporatus(形を与えた、具体化した) L.corporalis 体の | ||
corporate | 法人組織の、団体の、【名】大企業 | ||
Corp. | =corporation | ||
incorporate | inにする | 合体する、法人組織にする、株式会社にする ◇in(=into) | |
corps | 軍団、(専門)部隊 ◇仏語 corpsの意味の一つ「軍隊」 | ||
corpse | inにする | (人の)死体 ◇仏語 corpsの意味の一つ「死体」から。(動物の死体は) carcass |
出現頻度: やや低い
日本の学生が大学受験を目指す頃に学ぶ英単語です。
単語 | 接頭辞 | 意味 | 語源解説 |
---|---|---|---|
corpus | (作家、題目、文書などの)集大成(コンピュータ処理) ◇L.corpus(体、死体) | ||
corporal | ①肉体の、胴体の、②(軍団の)伍長、最下位の下士官 |
出現頻度: とても低い
英米の高校生レベルの語彙です。このレベルになると語彙は 15,000 語を超えます。見慣れない複雑な英単語が増えますが、よく見てみると、意外と語源のイメージを応用できます。
単語 | 接頭辞 | 意味 | 語源解説 |
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corporeal | 肉体的な、身体上の | ||
incorporeal | in=not | 無形の、実体がない | |
corpuscle / corpuscule | (生理)小体、(医)血球 ◇小さいL.corpusを表す L.corpusculum 小さな体、微粒子 | ||
corpuscular | (生理)小体の、微粒子の | ||
incorporated | inにする | 法人組織の、株式会社の | |
incorporation | inにする | 編入、合併、会社、法人 | |
corpulent | 太った、肥満の ◇L.corpulentus 太った、肥満した (L.corpusが元)-lent(=…に満ちている) | ||
corpulence | 体格、肥満 | ||
corset | コルセット、(体形を整える) ◇古仏語 cors (体)の指小語より -> 仏語 corset ->英語に |