語源の広場

『英語耳』松澤喜好、『日本語と英語をつなぐ』すずきひろし、『Gogengo!』角掛拓未が送る、英語の語源をさまざまな切り口でお伝えするコンテンツです。

233 -nomy, -nomics「・・・学、の知識体系」ギリシャ語 nomos

(15語) 接尾語の-nomy, -nomicsの語源は、ラテン語ではなくて、ギリシャ語の【名】nomos「管理運営」、【動】nemein(=manage)です。語根ではありませんがこのページで取り上げます。

 語根がギリシャ語由来の時には、接頭辞も接尾辞もギリシャ語由来の語を使います。たとえば economy はGk oikos(家事)+Gk.nomos(=management,運営管理)に分解されます。

 その他の、astronomy, ergonomicsなどの語根のギリシャ語から派生した英単語は少ないので、ここにまとめました。

 出現頻度の低いeconomizeなども、語尾の例を示すために「出現頻度:中くらい」に列挙しました。

出現頻度: 高い

日本の中学生が学ぶ英単語が多いです。

単語 接頭辞 意味 語源解説
 economy    経済、経済学、エコノミー、節約 ◇Gk oikos(家事)+Gk.nomos(=management,運営管理)、【動】Gk.nemein(=manage)  
 economic    経済(上)の、財政上の  



出現頻度: 中くらい

日本の高校生が学ぶ英単語が多いです。

単語 接頭辞 意味 語源解説
 economics    経済学、採算  
 economist    経済学者、エコノミスト  
 economical    格安の、経済的な  
 economically    格安に、経済的に  
 economize    節約する、経済的に使う  
 autonomy    自治、自治権、自律性 ◇Gk.auto(=self)  
 autonomous    自治の、自主的な、独立した  
 autonomic    自治の、(医・生理)自律(性)の  



出現頻度: やや低い

日本の学生が大学受験を目指す頃に学ぶ英単語です。

単語 接頭辞 意味 語源解説
 astronomy    天文学 ◇Gk.astro(=星の)+nomy(=法則)  
 astronomer    天文学者  
 astronomical    天文学(上)の、(数字などが)天文学的な  



出現頻度: とても低い

英米の高校生レベルの語彙です。このレベルになると語彙は 15,000 語を超えます。見慣れない複雑な英単語が増えますが、よく見てみると、意外と語源のイメージを応用できます。

単語 接頭辞 意味 語源解説
 ergonomics    人間工学(操作性改善などの) ◇Gk ergon仕事  
 heteronomy    (哲学)他律性 ◇Gk.hetero-(=他の、異なった)