語源の広場

『英語耳』松澤喜好、『日本語と英語をつなぐ』すずきひろし、『Gogengo!』角掛拓未が送る、英語の語源をさまざまな切り口でお伝えするコンテンツです。

deca, deci 「10(数字)」 (L.decem, L.decas)

35 deca, dec 「10(数字)」(L.decem)

(22語)ラテン語L.decem「10 (数字)」、L.decas 「10(からなる一組)」が語源です。さかのぼるとギリシャ語のdeka 「10」がその語源です。

 英語の数字 10 は「ten」が普通です。これは古英語(元からの英語)が語源です。なので、L.decemは、December, dozen, decade 以外は、使用頻度の低い英単語になっています。でも理系の人にはお馴染みの多い単語がありますので、チェックしてみてください。

 Decemberはローマ時代の初期には10月でした。10月の前に皇帝の名前の Augustなどの月が2つ入り、12月にずれ込みました。語源の窓 「第23話」にカレンダーの説明がありますので、そちらもご覧ください。
http://gogen-wisdom.hatenablog.com/entry/2017/01/24/103646

 1ダーズの dozenの語源はラテン語の 12を表す L.duodecim です。これを分解すると L.duo (2)+decim (10)です。L.duodecimがフランス語を経て英語に入り、dozenの綴りになってます。

 「10からなる一組」が語源の decade はもっぱら「10年間」の意味で使われます。decadesは「数十年」です。かなりの年数が経っている意味でよく使われます。

 

出現頻度: とても高い

日本の中学生や高校一、二年生が学ぶ英単語が多いです。

単語 接頭辞 意味 語源解説
 December    12月、(古代ローマ暦では10月)  
 dozen    12個、1ダース ◇L.duodecim 12 (=duo 2)+decem(=10)  
 decade    10年間  



出現頻度: 高い

日本の高校二、三年生が学ぶ英単語が多いです。

該当単語無し

出現頻度: ふつう

日本の学生が大学受験を目指す頃に学ぶ英単語です。

該当単語無し

出現頻度: 低い

日本の大学生や社会人が必要な時期に習う英単語です。

単語 接頭辞 意味 語源解説
 dime    10セント硬貨  
 decimate    大量に殺す、10人ごとに1人を殺す (ローマ時代、捕虜に罰を与えるために行ったことが語源)  



出現頻度: とても低い

英米の高校生レベルの語彙です。このレベルになると語彙は 15,000 語を超えます。見慣れない複雑な英単語が増えますが、よく見てみると、意外と語源のイメージを応用できます。

単語 接頭辞 意味 語源解説
 decagon    10角形  
 decameter    (距離)デカメーター = 10 m(メーター)  
 decathlon    (陸上)十種競技  
 decennary    10年間、10年間の (decadeのほうが一般的)  
 decennial    10年間の、10年ごとの  
 deci-    10分の1の  
 decibel    デシベル、10分の1ベル、 (belは音圧の単位)  
 deciliter    (液体の量)デシリットル、10分の1リットル  
 decimal    十進法の、少数の  
 decimalize    十進法にする、少数で表す  
 decimal point    小数点  
 decimeter    (距離)デシメーター = 10分の1メーター  
 decussate    …とX形に交差する、X形の ◇L.decem(10), ローマ数字のX形  
 decussation    交差していること、X字形  
 duodecimal    12の、12進法の ◇duo(=2)+decem(=10)  
 duodenum    12折り判(およそB6判)  
 duodenum    十二指腸 ◇複数形.duodena