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語源の広場

『英語耳』松澤喜好、『日本語と英語をつなぐ』すずきひろし、『Gogengo!』角掛拓未が送る、英語の語源をさまざまな切り口でお伝えするコンテンツです。

語源の窓 第4話

2,500年前をイメージする


 ラテン語を語源とする英単語は2500年前のローマ時代とほぼ同じ意味で現在も変わらずに使われています。ただし電気もガスもなかった2500年も前の時代と現在との生活習慣の違いのために連想が難しくなっているものもあります。

 

 ぼくは、英単語の中に入っている語源が使われていたという2500年ぐらい前の時代と言葉に興味があります。「語源の広場」のメンバーの一人は1万年かそれ以上前の時代と言葉に強い関心を示しています。

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例1:exact「正確な」を語源で分解するとex(外側に)+act(動かす)です。
 これを理解するためにはローマ時代は天秤で重さを測る生活習慣があったこと
を知る必要があります。目分量ではなく天秤で測ったから「正確」なのです
。ex(外側に)+act(動かす)は重りを天秤のおもり側に釣り合うところまで
動かす動作をあらわしています。

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例2: dispense「分配する」はdis-(分離、分配)pense(つるす、重さを量
る)です。物や、金銀を正確に分配する時には天秤を使っていました。天秤で
つるして測って、dis-(分配)していたのです。現在はcash dispenserがお金を
分配します。生活がずいぶん変わりましたが「分配する」意味は残っていますね。


例3:candidate(立候補者)の語源のcand-は「白」です。古代ローマの候補者は
白い衣服を着て立候補活動をしたそうです。その衣服の「白」が候補者そのものを表すようになりました。

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「2500年前にはどのように使われていたのかを知りたい。」と思いませんか?

その好奇心があなたを語源から英単語をマスターすることに導いてくれます。
大型の英英、英和辞書で語源の説明を注意して見るようにしてください。
2500年前をイメージすることにより単語が長い年月を経て継承されてきたエネルギーからあなたも英語の語彙をマスターする力をもらうことができます。

 

 

語源ミニ知識


 例えば、TOP10の第3位の語源cept, cap, cip「捕える、受け入れる」からは
100個以上の英単語が作られています。

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 3つの英単語「concept」「receipt」「participate」は第3位の語源のラテン

語capere「捕まえる」の派生語です。

●concept「概念」はcon-(一緒に)cept(捕まえる)、つまり抽象的ないくつか
の考えを一緒につかんだ概念です。


●receipt「レシート」はre-(もとへ)cept(捕まえる)、レシートがあれば
もとの品物を取り戻すことができます。


●participate「参加する」はpart(部分)cip(捕まえる、取る)、つまり会議
の席・役割(part)を占めることです。
松澤記

 

 

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